当サービスを提供する医療法人モアナ会は、平成19年にクリニックを開院し、平成21年に医療法人を立ち上げてまだ間もない一人の皮膚科医ですが、現在の医療に患者が求めるものは「責任力」ではないかと感じています。医師一人ひとりが目の前の患者に対して一つの方向性を導き出しゴールを迎えるまで見届けることが本来の医療のあるべき姿ではないかと思っています。しかし、実際は互いに不信感をもちながら半信半疑の医療が行われているのが現実ではないでしょうか。例えば、今のクリニックに来院される患者さんの中に「ここで5軒目なんですけど私の病気は何なのか全然わからなくて…」とか、「内科の先生には8種類も薬出されてるんだけど薬害がこわいから2つしかホントは飲んでないの、先生には言わないでね…」など…。いずれのケースでも容易に想像がつくのは、医師が「ちらっと」診察し、「じゃあ、薬出しときます」、患者は「あの…、やっぱり大丈夫です…」と何も聞けず何も言えないままに診察室を出る。医師は「まじめに取り組もうとしない患者が悪い」となげやりになり、患者側は「あの医者は、診もしないで薬だけ出す…」などと不信感を内に秘めたままに仕方なく治療を続けている。まるで、仮面夫婦のようなやり取りを続け、結果的に治療も進まず、無駄な時間とコストが費やされています。もし最初の医師が病名を告げ、治療の目標を説明していたらドクターショッピングをする患者は激減するのではないでしょうか?もし「あの…」のあとに 医師が「どうされました?」の一言が加えられる診療をしていれば服薬もきちっとすることで病状が改善し投薬も後々減らすことができたのではないでしょうか?
最近は医療費削減の流れの中で、「医療経済」が導入された現場では、包括医療に代表されるような「手抜きを推奨」するような医療に嫌気がさし、「流れ作業的診療」をこなす日々から逃れるように退職する医師が増えた結果、「医師不足」「病院の統合・閉鎖」「就労環境のさらなる悪化」など悪いニュースが続いているのが現在の医療現場かと思われます。しかし、先ほどの話にたちもどれば、それぞれの医師が責任を持って診療を行うことに尽力すれば結果よりよい医療を行う医療機関へと医療資源が集中し、責任ある医療との差別化が進めば医療機関の構造そのものも変わっていくことになると思っています。
そこで、モアナ会では「責任ある医療」を提供できる医師を積極的にサポートしていきたいと考えています。私が独立するうえで最も不安に思ったことは「事業の失敗」です。当然多くの開業を志す医師が患者を守る前に家族を守る責任を負っています。ただ、就職と違って一度失敗したからといって簡単に次へ移るわけにもいかない「開業」という一大事に、もう一つ踏み出せない方も多いでしょう。そんな不安が少しでも減るようなサポートシステムを用意してバックアップしたいと考えています。また、旦那さんの転勤や出産などで一度現場から離れてしまったが、復帰をしようにも病院勤務では時間的制約が多すぎるなど、働き方に悩みを持たれている方も多いとも割れます。そんな方でも仕事を続けているようサポートしていきたいと考えています。「経営をするという未知の領域に対する不安」「本当に旨くいくのかという不安」そんな不安を持ちながらも「自分がやりたい診察」「患者さまとより近くで接したい」と考えている先生方の力に少しでもなれればと思いこのサイトを立ち上げました。
開業の方法は多種多様です。同じ医療従事者としての強みを活かした開業方法をご提案出来ていると考えています。「雇う」「雇われる」という形式だけに囚われず、同じ方向へ向かうパートナーとして理念を共有し、地域に求められる医療機関を目指していける方との出会いを心より楽しみにしています。
医療法人モアナ会 おしげ皮フ科クリニック 理事長 村松重典